新時代ボイトレ概論 第三回 ボイストレーナーは嘘をつく(3)

ごあいさつ

こんにちは。音楽家になりたい人・武宮健です。

新時代ボイトレ概論は、従来の「上手い人がより上手くなることしかできない」ボイストレーニングに異を唱えて、誰もが上手くなれる、新しい歌の理論体系を築き上げるための講義です。

今回は、「旧時代ボイトレ」の問題点をまとめていきたいと思います。問題が何かわかっていないと、何を解決しようとしているのかわからないので、繰り返しになる内容もありますが、ここで一度整理しておきます。

 

旧時代ボイトレの問題1

もともと歌が上手い人と、もともと歌が下手な人がいるという事実、その根本的な理由を無視したまま指導していること。

しかも、教える側はもともと歌が上手い側の人間。

「なぜ生まれつきのレベルでこんなに音域や声質が違うのか」を考えないから、生まれつきの差を埋めるような発想で練習法を組み立てることができないのです。

旧時代ボイトレの問題2

クラシックの声楽の発声を基本として教えていること。

なぜ自分が上手いのかよくわからないので、ボイストレーナーの多くはクラシックの声楽の知識を流用します。

けれども、声楽の目指すところは太くて美しく響く声。

私達がカラオケで歌いたいような歌声とは全く違う目的で作られた理論なので、役に立ちません。

旧時代ボイトレの問題3

その練習法で上手くなれたと思い込む人がいること。

これが一番厄介な問題。

「素材は良いけど経験値が足りない」という人がいます。このような人たちは「歌いまくったら上手くなれる」タイプ。

だから、ちょっとしたコツを教えたりとか、定期的な発声練習の機会を与えるだけでぐんぐん伸びていく。

そういう人たちが「旧時代ボイトレ」の信者になってしまうと、困ったことが起こります。

ボイトレで教わった声楽インスパイアの知識をひけらかして、下手な人に教えたくなってしまうのです。

歌の上手い友達に言われたら信じてしまいますよね。けれど、上手くなれる人と、上手くなれない人には溝があります。同じことをやっても、素材が違うのですから上手くなる保証はありません。

(ただ、これは実際に本気で練習して一度挫折してみないと深く実感はできないと思いますが。)

「レッスン受け期」までのあらすじ

ボイストレーナーという人たちは、実はプロでもなんでもない、人より歌えるから歌でマウントを取れるというだけの人たちです。

でも上手くなれるかのように見せかけて、付け焼き刃の理論や練習法を教える。

でも実際にそれで上手くなれるのはもともと歌が得意な人たちだけなのです。

おわりに

歌が上手くなるには、何を目指して頑張っていけばいいのか。

何と戦っていかなくてはいけないのか。

歌声の本質について、まだまだお話ししていきます。