平和が僕らを鬱にする / 武宮健 – 歌詞ページ

夜が 普通に来て 月が現れる
そんな あたりまえの日々
ふいに 足を止めた 交差点の中で
星が見えない このモノクロの大地

なぜ 誰も気に止めないのか
なぜ あの子は光を失った

ビルに阻まれた 蝉の声
生命の謎 放り投げた 軌道を辿る

平和が僕らを鬱にする
切り拓かれた未来の中で
立ち止まり考える

平和が僕らの幸福を
悲しいほど狭い傷だらけの
プラスチックの箱に押し込めた

夜が 更けてもまだ 街はきらめいて
逃げ場 失うような気分
ふいに 心揺れた 君との思い出
今は昔のこと 取り戻せはしない

なぜ 何もうまくいかないのか
なぜ 僕は生まれたのか

海に放たれた 浮き輪
ただ 翻弄されて 闇の中を泳ぎ続ける

平和が僕らを鬱にする
綺麗事はフィルターの外に
押し戻し またひとりきり
平和が僕らの情熱を

悔しいばかりの都会の空に
溶かし込んでまた突き放した
なぜ 誰も気に止めないのか
なぜ なぜ?

平和が僕らに夢を見せる
眩いステージは手の鳴る方へ
逃げてゆく からかうように

平和が僕らの首を絞める
あたりまえのことばかりで
ねぇ 歩き出す意味すらないでしょう

平和が僕らの幸福を
悲しいほど狭い傷だらけの
プラスチックの箱に押し込めた