沈み / 武宮健 – 歌詞ページ

沈み

武宮健
作詞:武宮健
作曲:武宮健
編曲:武宮健
エアコンの音がうるさくて 消した
すぐに心は寒さで 震えた
繰り返すんだ 毛布をかぶる
そんな幸せそうに 歌わないで
ふさぎこんだ僕が 馬鹿みたいじゃないか
そんな楽しそうに 笑いかけないで
ひとりで静かに 沈んでいたはずなのに
エアコンの熱が恋しくて 点けた
満たされてゆくのが怖くて
部屋を飛び出した
繰り返すんだ 夜空は遠く
そんな明るい灯で 照らさないで
かかえこんだ闇が 吸い込まれるから
そんな甘えた声で 語りかけないで
ひとりで静かに 沈んでいたはずなのに
撫でるような 波のような
熱が身体なぞる
あぶくになって 溶け出してしまう気持ち
この世界の空気がなくなるまで
激しさも空虚に変わってくまで
呼吸を止めた
そんな幸せそうに 歌う君を
ふさぎこんだ僕の道しるべにした
それは呪いのように 身体を蝕むけど
ひとりで静かに 沈んでゆくための
暖かな海へと 手を伸ばすための
沈み

収録作品:最果ての歌